本当は怖いB型肝炎
性感染症の中で、B型肝炎はエイズや淋病、クラミジア、梅毒などに比べるとちょっと影が薄いようですが、本当はかなり怖い病気です。
B型肝炎ウイルスに感染すると、
1)急性肝炎
2)慢性肝炎
のどちらかになります。
怖いのは(2)の慢性肝炎の方です。
医者の実感としてはエイズの次に怖いくらいです。
なぜ「エイズの次に怖い」のか?
確実な治療法がないからです。
インターフェロンという薬はありますが、有効性は50~70%くらい。
しかも非常に副作用が強い。経口薬はないので週1回通院して注射するのですが、注射した当日と翌日はかなり疲れます。
さらに、30~50%くらいの確率でうつ病が副作用として生じます。
1本の注射で治る淋病や、抗生物質をきちんと服用すれば治るクラミジア、梅毒に比べ、はるかに治療が難しい病気です。
知らないうちに肝臓がボロボロ
慢性肝炎は、感染しても何の症状も出ません。
しかし、感染して数年すると、何かの機会で血液検査するとGPT、GOTなど肝機能の異常が指摘されます。
それでも体調は全然悪くないので放っておくと、10年、20年のうちに肝臓が少しずつ壊れていきます。
その頃になると黄疸、全身疲労、微熱などの症状が出現し、ちょっと仕事しただけで疲れて動けないようなことになります。
さらに放っておくと死に至ります。
あるいは、その前に肝臓ガンになって死ぬこともあります。
ワクチンで予防!
B型肝炎の感染ルートは血液感染です。
1回のセックスで感染する確率は1~5%なので、HIVよりも高いです。
しかもいったん罹ると、とても治療がやっかいです。
ただ、このB型肝炎は性感染症の中で唯一、予防ワクチンがあります。
ワクチンを接種すれば予防できるのです。
無防備なセックスを避けられない立場にある人はぜひ、B型肝炎ワクチンを接種して、B型肝炎を予防してください。







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